1. 主宰作品 |
  2.  同人の秀吟 |
  3.  航路抄 

No.8 2015年7月発行
土佐よりの荷の来て年のつまりけり小林雪柳
どぶろくの白川郷へ母連れて田口冬生
初炊ぎすこし加へし祓ひ米渡辺美津子
煤逃げの男に持たすにぎりめし別所信子
雪掻いて鞴のやうな息遣ひ柏倉清子
白足袋の僧滞る親鸞忌石井公子
初明り五十三次巻頭図三浦 郁
糸咥へ雛の髻結はへけり天野祐子
悴みて秩父往還山車明り秋丸康彦
語り部の今見たやうに狐火を末永淳子
糊を煮る障子を貼つてもらへさう龍野和子
寒卵孝行出来ず仕舞ひけり富田 要
星またたけば山茶花のまた散りぬ花村美紀
地吹雪や妻を攫ふにあらめやも室井津与志
あの家の今が食べ頃柿のれん渡部華子