1. 主宰作品 |
  2.  同人の秀吟 |
  3.  航路抄 

No.18 2017年3月発行
鵜舟より火を貰ひたる河原能田中日沙子
河童忌や三ッ峠より七ッ滝増田  曙
盆僧の胡桃のやうな喉仏柏倉 清子
吊りにけり昭和の蚊帳の濃き緑太田かほり
屋久杉に雨降るやうに髪洗ふ船杉しん子
村人のこもごもに来る門火かな岡本りつ子
天神の日焼をしたる絵馬の嵩加藤 桂子
交番に立てかけてある補虫網木村 珠江
六輔の巨泉の召され星月夜後藤 千鐵
大櫸末広がりに初嵐齋藤 律子
素戔鳴尊(すさのを)へ蟬の参道十八丁龍野 和子
手花火も束子も笊も荒物屋蓜島 良子
父母に合わせて低く茄子の馬馬場  良
大夕焼戦場遠く軍馬の碑松崎 一男
一と品は散歩の折の夏蕨目黒  礼