1. 主宰作品 |
  2.  同人の秀吟 |
  3.  航路抄 

No.15 2016年9月発行
春の雪消えたりはたとひとりなる田口冬生
雛の日のはやばや灯る沖の船百瀬七生子
一月六日魚拓に大き日付かな石井公子
灌仏の忽と柄杓を置きにけり高橋博夫
姥百合の蕾おそろし麓村長谷川紫菀
少し日溜りふきのたうふきのたう上春那美
天井をはがすごとしよ雪起し秋山 健
門松の竹の切つ先匂ひけり齊藤眞人
日本海の潮盛りあげて鰰来坂本りき
吾が悔いを形にすれば桜貝佐藤享子
奥飛騨の山へこだまの雪解川篠田 游
箒目に落款のごと落椿中村いはほ
餅するめ顔炙られてどんど果つ馬場 良
雪霏々と越後つついし親不知松岡郁夫
春来るなにはさておきおかげさま山口悠紀子