1. 主宰作品 |
  2.  同人の秀吟 |
  3.  航路抄 

No.4 2014年11月発行
琴爪の箱雛壇に置き忘れ田中日沙子
男下駄鳴りて甘茶の運ばるる早野和子
百千鳥檜皮一束奉納す天野祐子
箍廻す又三郎や麦の秋秋山 健
ぼた餅を供へ早乙女笠かぶる太田直史
抱かねばぼうたん崩るくずるるよ金田弥生
春愁の影を濃くして塞の神熊崎京子
にはたづみありし形に花の屑齊藤眞人
落椿まだ伝へたきことあまた佐藤享子
かたかごの花の傾りを三毳山龍野和子
露天湯や植田の終へし顔ばかり露木敬子
いつ迄も哭いて螢となりにけり永井 環
操舵室に照る照る坊主桜冷え藤川三枝子
蛇穴を出る雨靴の陰干しに山口悠紀子
鯉幟新しく来しお隣さん吉田洋子