1. 主宰作品 |
  2.  同人の秀吟 |
  3.  航路抄 

No.40 2020年11月発行
水母浮くごと牡丹の花ひらく百瀬七生子
昼蛙寺に男の子の生れたる別所 信子
行く春や膝詰め合はす渡し舟石井 公子
野茨に触れ揚げ舟のすれ違ふ栗原  満
早苗束抛りぬ空へ田の奥へ日高俊平太
田の畔のすべりやすさよ初黄蝶保坂 定子
兜煮の鯛にをはりし春の旅赤木 和子
伽羅蕗の仕上がつてをり夕ざくら山口 一枝
髪染めて桜の花を見に行かう市川美津代
釣人を振り向かせたる揚雲雀内久根眞也
一直線土蔵の梁の蛇の衣齋藤 律子
時かけて癒ゆるを待たむ黄水仙下山永見子
ならぬもの見て来たやうに雲雀落つ中村いはほ
木の芽してそろそろ岐阜蝶羽化のころ馬場 昭子
青葉騒母ゆらゆらと遠ざかる松岡 郁夫