萩根分け | No.7 2015年5月発行 |
あの人もあの方までも寒の明け | 涅槃絵の雀の羽の色にして | 気散じにしても永かり伊勢参り | 萩根分け大黒さんがまづ抜けて | どの寺も山茶花散らす日向あり | 紅梅の澄みて濁りて終りけり | 初蝶や分厚く寺のものがたり | 解き物の糸屑付けて独活買ひに | 杜氏帰る初午に酒奉り | 初燕小筆に足りる墨磨りて | 立子忌の列の流れて虚子の墓 | 内裏様までの夕焼け合格す |
萩根分け | No.7 2015年5月発行 |
あの人もあの方までも寒の明け | 涅槃絵の雀の羽の色にして | 気散じにしても永かり伊勢参り | 萩根分け大黒さんがまづ抜けて | どの寺も山茶花散らす日向あり | 紅梅の澄みて濁りて終りけり | 初蝶や分厚く寺のものがたり | 解き物の糸屑付けて独活買ひに | 杜氏帰る初午に酒奉り | 初燕小筆に足りる墨磨りて | 立子忌の列の流れて虚子の墓 | 内裏様までの夕焼け合格す |