1. 榎本好宏作品 |
  2.  同人の秀吟 
  3.  航路抄 

ときに声高No.39 2020年9月発行

新茶着く馬の蹄の音させて
繰り言もときに声高濃あぢさゐ
ますらをに突かせ下され心太
山開き昨夜の宴の面々と
南天の花老いやすく哭きやすく
誰がための言伝て花のカンナ添へ
螢籠忘れてありぬ灯りけり
風鈴の聴えそめけり辞去せねば
万緑や溢るるもののその影も
朝顔の蔓に沿うてや夏の月
遠回りしてもみませう大西日
誰がためと言へば少々冷し酒
癒さるる夕顔の咲く頃合ひに
人の世に急ぐことあり合歓の花
悼・森田公司さん
夏籠りや戦嫌ひの遠見癖

2014年 創刊号 7月号 9月号 11月号

2015年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号

2016年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号

2017年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号

2018年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号

2019年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号

2020年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号

2021年 1月号 3月号 5月号 7月号 9月号 11月号